それでも東京23区のタクシードライバーを目指す方へのコメント欄に長々と書いたので、折角なので今後の23区タクシーの年収の予想などを、目につきやすいように記事にしておきます。

楽観的に考えると、昨年すでに新型コロナが日本に入ってきていて、7~8割が抗体を持っているので、日本では冬に第2波は来ないか、来ても大流行はしないというものがあります。

その場合でも、テレワークの流れが一気に加速し、社員にも企業にも効率のいい働き方として定着する会社も多いと思われ、その場合は日中のビジネス利用の乗客は激減することになります。東京都心の平日のタクシー利用のおそらく5割は仕事での利用だと思われるのでこの変化は痛いです。

また、以前もこの記事の下で書きましたが、今後はライフスタイルの変化により深夜の飲み客は減少して、深夜のタクシーは稼げなくなる可能性が高いと思っていましたが、その流れが劇的に加速され、深夜の乗客はおそらく以前のように戻ることはないかもしれない考えられます。

よって、楽観的に見ても新人の隔勤平均売上は税抜4万、12勤務月間48万、総支給288,000円(賞与=一時金なしの会社の場合)年収345万円ほどになると予想します。

悲観的なシナリオとして、年末に第2波、オリンピック中止、来年末に第3波ともなれば、世界大恐慌に突入すること間違いなしなので、おそらく新人の隔勤売上平均税抜3万円、12勤務で月間36万、総支給額21万、年収252万円ということもありえます。

更に、再び緊急事態宣言ともなれば、今回同様、各社出庫台数を半減させ、休業する乗務員も増えます。その場合の賃金保証も、今回の休業とは違い大幅に下がった給料で計算される可能性もあり、そうなったら悲惨な収入になる可能性が高いです。

また、そんな中タクシー会社に入ろうとしても、仕事は無いのに求職者が街に溢れていて、タクシー会社も売上大幅減で採用を絞っていると思うので、入ることすら難しくなっている可能性が高いです。

なので、どうしてもタクシーの仕事をやりたくて、やる気に満ち溢れているというのであれば、入社できるチャンスがあれば今のうち、と言えるかもしれません。

一旦入ってしまい、何とか継続できれば、そのうちタクシー業界全体で減車するとか、体力のないタクシー会社が倒産するとかで、台数が減って需給バランスが改善していく可能性も高いので、コロナ前ほどではないにしても、そこそこ稼げる仕事になっていく可能性もあります。

勿論これは予想でしかないので、この予想が外れて、以前ほどとはいかなくても、なるべく早く以前の9割ほどの売上に戻ってくれることを切に期待しています。


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